組織としてのケイパビリティ

ケイパビリティ(英語:capability)を、日本語に直訳すると「才能・能力」となります。
ビジネス上での使い方もこれらに近い解釈になりますが、一点だけ違うとしたら『個人ではなく組織として使う』ことになります。
では、ビジネスで使うとどうなるのか?
5分だけお時間をください。
この時間内にわかりやすく、丁寧にお伝えできればと思います。
※この記事はゆっくり読んで5分程度かかります。
※早く読める人で3分程で読み終わります。
ケイパビリティの基本
ケイパビリティの概念
ビジネスとしてケイパビリティを表現すると『企業や組織がもつ、全体的な組織的能力または、組織が得意とする組織的能力のこと』になります。
この中に出てくる、得意とする組織的能力は、もちろん他社と比べた時に優位に立てる能力を指し示しています。
ケイパビリティとしての考え方とは?
そもそも、ケイパビリティとは、企業成長の原動力とするための組織的な強みのことです。
経営戦略を考案するためには、必ずと把握しておく必要があります。
時には、ケイパビリティを維持できるようにしつつ、組織自体を改編しなければいけない状況も出てくると思います。
ということは、そもそもの話、このケイパビリティを把握していなければ、改編と同時に自社の強みを失ってしまう可能性があるということです。
そのためにも、ケイパビリティという考え方は、頭の中に入れておくべき要素の一つです。
コアコンピタンスとケイパビリティについて

ケイパビリティについて聞いて、「自社の強み」という点から、頭に「コアコンピタンス」という単語が浮かんだ方もいるかもしれません。
しかし、ケイパビリティは、「単なる組織の強み」です。
その中で更に、コアコンピタンスとして選ぶためには、3つの条件があります。
- 顧客に何らかの利益をもたらす自社能力
- 競合相手に真似されにくい自社能力
- 複数の商品・市場に推進できる自社能力
この3つの基準を満たす必要があり、単に「出来る」というだけではないのが、「コアコンピタンス」になります。
コアコンピタンスについては、見つけるためのステップ付きで、こちらに詳しく書いています。
ケイパビリティのまとめ
会社の強みであるケイパビリティの中で、特に選ばれたものがコアコンピタンス。
- ただ単に「できる」こと全ての能力=ケイパビリティ
- ケイパビリティの中でも、顧客にメリットがあり応用可能で、競合と比較しても圧倒的な能力がコアコンピタンス。「顧客に何らかの利益をもたらす自社能力」「競合相手に真似されにくい自社能力」「複数の商品・市場に推進できる自社能力」という3つの条件がある。
ケイパビリティ>>>コアコンピタンス。(コアコンピタンスはケイパビリティに内包される)
つまり、コアコンピタンスを見極めるために、ケイパビリティの選出は避けて通れない工程になります。
磐石な基盤を築きたいのであれば、ケイパビリティの抽出とコアコンピタンスの選定を行う。
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